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2015年8月に開催された慢性疲労症候群諮問委員会(CFSAC)での勧告のレポート(pdf)が掲載されました。 勧告は以下のとおりです。 バイオマーカー・客観的な検査の開発を優先事項とする。 基礎・国際・臨床・疫学の研究の溝をうめる。 治療・療法を進展させる。 診断法・測定法を標準化する。 慢性疲労症候群を研究機関に割り振る。 CFSASは、国立神経疾患・脳卒中研究所(NINDS)に配置されることを勧告する。 省を越えた指導者を指名する。 病気の負担に見合った研究費(見積もりは 250万ドル:300億円)を支給する。 米国医学研究所(IOM)のレポートからの情報を利用し、診断基準を明瞭化する。 2年以内に提案された診断基準を正式なものとし、さらに改良する。 診断基準のガイダンスを提供する。 診断ツール・臨床ガイドラインを制作する。 医療教育・認知を促進する。 疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)のコードを指定する。 (強固な科学的な根拠で示されるまでは、現在の神経学的疾患 G93.3に留保する。) IOMにより、存在する病気であると認められたことを承認する。 病気の説明文を変更する。 ❊関連記事 #ME Action 'CFSAC- LET’S TAKE ACTION' ...

Health Risingに、'Ian Lipkin Gets ME/CFS Grant – and So Do Others: the NIH Grants of 2015'が掲載されました。 コロンビア大学のDr. Ian Lipkin等のMicrobial Immunitiy and Discovery in ME/CFSの研究に$766,000(9,300万円)がアメリカ国立衛生研究所(NIH)より与えられたことが記されています。 ❊関連記事 #ME Action 'NIH AWARDS $766K TO LIPKIN AND HORNIG' #ME Action 'KICKSTART FOR LIPKIN & HORNIG’S BIG MICROBIOME STUDY' #ME Action 'A LARGER, STRONGER, EVEN...

New Scientistに、'Antibody wipeout found to relieve chronic fatigue syndrome'が掲載されました。 ノルウェーで29名の慢性疲労症候群の患者にリツキシマブを投与し、18名の症状が改善した等が記されています。 リツキシマブとは抗癌剤で、抗体を産生するB細胞を全滅させる作用があり、 慢性疲労症候群の症状が改善したのは、 抗体により血液の循環が正常に行なわれていなかったが、 抗体がなくなったことにより症状が改善したのではという仮説を、 治験を行った研究者らは語っており、 また、150名の大規模は研究も進行中だとのことです。 ※関連記事 PLOS One 'B-Lymphocyte Depletion in Myalgic Encephalopathy/ Chronic Fatigue Syndrome. An Open-Label Phase II Study with Rituximab Maintenance Treatment' 科学検定 '【科学ニュース】抗体の消滅で慢性疲労症候群が緩解' New Scientist 'Chronic fatigue breakthrough offers hope for millions' Phoenix Rising 'Fluge & Mella’s pre-trial study highlights life-changing potential...

Medical Xpressに、'Scientists find clues into cognitive dysfunction in chronic fatigue syndrome'が掲載されました。 米コロンビア大学 Dr.Mady Hornig等が、32人の慢性疲労症候群(MECFS/SEID)患者と40人の多発性硬化症(MS)患者・19人の健常者の脳脊髄液を調べ、慢性疲労症候群患者では、インターロイキン 1を含む炎症性の免疫分子が他の2つのグループより少なくなっており、エオタキシンは慢性疲労症候群と多発性硬化症のグループで高くなっており、慢性疲労症候群の認知障害に関連していることを示す可能性がある等を、Nature 'Cytokine network analysis of cerebrospinal fluid in myalgic encephalomyelitis/chronic fatigue syndrome'で報告していることが記されています。

The Independentに、'Scientists claim to have 'robust' evidence that chronic fatigue syndrome has biological cause'が掲載されました。 発症してから3年以内の慢性疲労症候群(ME/CFS)患者には、健常者に比べ、サイトカイン(インターフェロンガンマ等)が高いことを発見したとコロンビア大学がScience Advances 'Distinct plasma immune signatures in ME/CFS are present early in the course of illness'に報告しています。 バイオマーカーの候補ともなり、研究を指揮したMary Hornig医師は、「この発見は、何百万人者患者がすでに知っている慢性疲労症候群が精神疾患ではないということを裏付ける証拠になる」と語っている等が記されています。
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Medエッジに、'女性の慢性疲労症候群「閉経」で2.4倍'が掲載されました。 慢性疲労症候群(ME/CFS)の罹患率は、閉経になると2.37倍であるほか、閉経開始の年齢が早い場合も1.22倍、月経出血過剰の場合は3.31倍、子宮内膜症は3.67倍、避妊用以外のホルモン製剤の使用で2.95倍、月経以外の女性器周辺の痛みで11.98倍、婦人科外科手術は3.33倍、子宮摘出術で3.23倍になると、アメリカ疾病予防センター(CDC)が、Menopauseに報告している等が記されています。 ※関連記事 Medical News Today 'Researchers associate CFS with symptoms of early menopause, gynecologic problems' Liberty Voice 'Chronic Fatigue Syndrome Now Linked With Symptoms of Menopause' Health Day 'Chronic Fatigue Syndrome Linked to Early Menopause: CDC' ...

Washington Timesに、'Chronic fatigue syndrome is a physical disorder, not a psychological illness, panel says'が掲載されました。 米国医学研究所(IOM) が、慢性疲労症候群(ME/CFS)が身体的疾患であり、精神疾患ではないと言明し、新しい診断基準と病名 Systemic Exertion Intolerance Disease (全身性労作不耐性疾患「訳は自信がありません」)を発表した等が記されています。 305ページのレポートは、The National Academics Press 'Beyond Myalgic Encephalomyelitis/Chronic Fatigue Syndrome'から無料で閲覧・ダウンロードできます。 尚、この発表では以下の報告等がなされています。
  • ME/CFSは、深刻・慢性的・多系統な疾患であり、患者の活動をしばしば、劇的に制限する。
  • アメリカでの患者数は、83.6万〜250万人
  • 診断を受けていない患者は、84〜90%
  • 医療従事者が懐疑的であること・精神的な病気である・患者の想像による作り事等という誤解により、診断を受けることに困難を伴う
  • 疾病区分ICD-10に新しいコード(慢性疲労や神経衰弱と関連しない)を追加する
  • systemic exertion intolerance disease(全身性運動不耐性病:SEID)を慢性疲労症候群(CFS)・筋痛性脳脊髄炎(ME)に変えて利用することを推奨する。
  • 病因・病態生理学・有効な治療のための研究費が著しく不足しており、委員会はサブグループを特定できず、疾患の自然経過を明確にすることすらできなかった。さらなる研究が必要である。
  • アメリカ合衆国保健福祉省(HHS)は、診断・治療ガイドを作成すべきである。
新しい提案された診断基準は以下のとおり。 以下の3つの症状がある。
  1. 疲労が伴うことにより、罹患する前の職業的・教育的・社会的・個人的活動の著しい減少・悪化が6ヶ月以上続き、しばしば深刻で、新しくかもしくは明確な発症があり、過度の労作によるものではなく、休息によって著しく回復しない。
  2. 労作後倦怠感
  3. 睡眠により回復しない
以下の2つのうち1つの症状がある。
  1. 認知障害
  2. 起立性障害