患者

2015年8月に開催された慢性疲労症候群諮問委員会(CFSAC)での勧告のレポート(pdf)が掲載されました。 勧告は以下のとおりです。 バイオマーカー・客観的な検査の開発を優先事項とする。 基礎・国際・臨床・疫学の研究の溝をうめる。 治療・療法を進展させる。 診断法・測定法を標準化する。 慢性疲労症候群を研究機関に割り振る。 CFSASは、国立神経疾患・脳卒中研究所(NINDS)に配置されることを勧告する。 省を越えた指導者を指名する。 病気の負担に見合った研究費(見積もりは 250万ドル:300億円)を支給する。 米国医学研究所(IOM)のレポートからの情報を利用し、診断基準を明瞭化する。 2年以内に提案された診断基準を正式なものとし、さらに改良する。 診断基準のガイダンスを提供する。 診断ツール・臨床ガイドラインを制作する。 医療教育・認知を促進する。 疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)のコードを指定する。 (強固な科学的な根拠で示されるまでは、現在の神経学的疾患 G93.3に留保する。) IOMにより、存在する病気であると認められたことを承認する。 病気の説明文を変更する。 ❊関連記事 #ME Action 'CFSAC- LET’S TAKE ACTION' ...

Washington Timesに、'Chronic fatigue syndrome is a physical disorder, not a psychological illness, panel says'が掲載されました。 米国医学研究所(IOM) が、慢性疲労症候群(ME/CFS)が身体的疾患であり、精神疾患ではないと言明し、新しい診断基準と病名 Systemic Exertion Intolerance Disease (全身性労作不耐性疾患「訳は自信がありません」)を発表した等が記されています。 305ページのレポートは、The National Academics Press 'Beyond Myalgic Encephalomyelitis/Chronic Fatigue Syndrome'から無料で閲覧・ダウンロードできます。 尚、この発表では以下の報告等がなされています。
  • ME/CFSは、深刻・慢性的・多系統な疾患であり、患者の活動をしばしば、劇的に制限する。
  • アメリカでの患者数は、83.6万〜250万人
  • 診断を受けていない患者は、84〜90%
  • 医療従事者が懐疑的であること・精神的な病気である・患者の想像による作り事等という誤解により、診断を受けることに困難を伴う
  • 疾病区分ICD-10に新しいコード(慢性疲労や神経衰弱と関連しない)を追加する
  • systemic exertion intolerance disease(全身性運動不耐性病:SEID)を慢性疲労症候群(CFS)・筋痛性脳脊髄炎(ME)に変えて利用することを推奨する。
  • 病因・病態生理学・有効な治療のための研究費が著しく不足しており、委員会はサブグループを特定できず、疾患の自然経過を明確にすることすらできなかった。さらなる研究が必要である。
  • アメリカ合衆国保健福祉省(HHS)は、診断・治療ガイドを作成すべきである。
新しい提案された診断基準は以下のとおり。 以下の3つの症状がある。
  1. 疲労が伴うことにより、罹患する前の職業的・教育的・社会的・個人的活動の著しい減少・悪化が6ヶ月以上続き、しばしば深刻で、新しくかもしくは明確な発症があり、過度の労作によるものではなく、休息によって著しく回復しない。
  2. 労作後倦怠感
  3. 睡眠により回復しない
以下の2つのうち1つの症状がある。
  1. 認知障害
  2. 起立性障害

毎日新聞に、'難病:慢性疲労症候群 実態調査開始へ'が掲載されました。 ※関連記事 朝日新聞 '慢性疲労症候群、実態調査へ 原因不明の脱力感…厚労省が患者支援' カナロコ '難病・筋痛性脳脊髄炎 聖マリアンナ研究センターが初の実態調査' カトリック新聞 '慢性疲労症候群を調査へ' ...