12 11月 NIH 慢性疲労症候群(ME/CFS/SEID)研究費を倍増へ
サイエンス誌に、’NIH to double funding for chronic fatigue syndrome, but patient distrust remains‘が掲載されました。
アメリカ国立衛生研究所(NIH)が、昨年度所長が、慢性疲労症候群(ME/CFS/SEID)の研究費を2017年には、2016年度の倍額である1,500万ドル(15億9千万円)に増やす約束を果たした等がしるされています。
斎藤貞宏
Posted at 12:58h, 24 12月非麻痺性ポリオ患者が慢性疲労症候群に紛れ込んでいる可能性が大きいです。
驚くべき事に気がつきました。
日本では戦後のポリオ発症時にポリオウイルスによる発熱があっても麻痺が
なければポリオと認定されませんでした。しかし実際には麻痺のないポリオ患者が
推定50万人いるのです。
この非麻痺性ポリオ患者でもポストポリオ症候群は発症することが米国の論文に
出てきます。彼らは50歳前後で新たな疲労感や痛みがでますがポリオという自覚が
ないためにポストポリオ症候群だとは気がつきません。
新たな疲労感を感じるために自分は慢性疲労症候群ではないか?と考えるのが自然です。年齢が55歳以上なら可能性があります。この非麻痺性ポリオ患者がポストポリオ症候群に成る可能性がある患者は推定7万人ぐらいいるのです。
非麻痺型ポリオ患者の14~42%でポストポリオ症候群が発症している(ブルーノ博士)
斎藤
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ハルステッド博士もブルーノ博士も 非麻痺性ポリオ患者(日本では身体障碍者ではない)の多数にポストポリオ症候群が発症していると指摘しています。麻痺がある事が必ずしもPPSの条件ではないと言っています。
要するに麻痺のないポリオ患者もポストポリオ症候群に成ると言う事です。
いままで 日本では麻痺のあるポリオ患者でPPSポストポリオ症候群が発症する
と思ってきましたが麻痺のないポリオ患者 推定50万人(以下の③に相当)の中の14%以上でもPPSを発症している事が解り初めて来ています。
これって身体障害者の手帳のないポリオ患者 7万人相当??
この患者たちは 日本ではポリオ発症時に麻痺がないのでポリオとして
診断されてこなかっただけで欧米では発熱時点でポリオと診断されてポリオの自覚がある人たちの事です。
それ故に 日本ではポリオと自覚していない人々=非麻痺性ポリオ が比較的軽いポストポリオ症候群で悩まされる人が
数万人単位でいるかもしれないと言う事です。原因不明で彷徨っている可能性が大です。
慢性疲労症候群ではないかと考えても自然です。
ポリオやポストの欧米論文を翻訳すると
必ず 欧米の文献にはポリオ患者の概念に
●無症状のポリオ
●非麻痺型ポリオが出てきます。
だから臨床研究の結果比較(欧米と日本)に大きな違いが出ます。
日本ではポリオは麻痺がある人を意味する
しかし欧米では麻痺のないポリオ患者が出てきます。
引用 ウキぺディア ポリオ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A5%E6%80%A7%E7%81%B0%E7%99%BD%E9%AB%84%E7%82%8E
ポリオウイルス感染の症状
症状
症例比率[2]
①無症状 72%
②軽微な症状 24%
③非麻痺型無菌性髄膜炎 1–5% 50万人
④麻痺型急性灰白髄炎 0.1–0.5% 5万人
— 脊髄ポリオ 麻痺型症例の79%
— 延髄脊髄ポリオ 麻痺型症例の19%
— 延髄ポリオ 麻痺型症例の2%
斎藤
斎藤貞宏
Posted at 16:59h, 13 2月リツキシマブの治験に期待しています。
CFS/ME患者会が国家予算をとってリツキシマブの治験が成功すると
ポリオ患者の免役治療に役立つ可能性が大きいのです。
すでに世界のPPS研究者はリツキシマブに着目し始めています。
斎藤
頑張ってください。
vincent
Posted at 04:25h, 13 7月斎藤さん
コメントありがとうございます。
リツキシマブの治験てかなり高額の費用がかかるので、
予算がつくかですよね。
うまくいってほしいです。